通話、データともに最強のgiffgaff

giffgaff(ギフガフ)は、イギリスに中期滞在する人に向いているオペレータです。

ネットワーク:
giffgaffはO2の子会社で、web以外での販売促進を行っていないオペレータです。広告費を省きネットの口コミを軸に加入者を増やしています。広告費を省いている分、通話料を安くしサービスを提供しているという、ある意味実験的なオペレータです。インフラ設備はO2を使っているため、通話品質も良く、かつ通話エリアはO2と同じですが、他のオペレータに比べておおよそ半額以下の通話料を実現しています。
また2013年6月より日本への国際電話も1分4pと激安になりました。まさに最強です。

無料のSIMは、ここのリンクから申し込み可能です。
ここで申し込んだ場合、初回トップアップ時に5ポンドのボーナスクレジットが付加されます。配布されるSIMは通常のサイズですが、枠を外してマイクロSIMやiPhoneにも使えるナノSIMにもなります。なおSIMの送付はイギリス国内のみとなります。

こちらで有料ですが日本国内でSIMの販売が行われています。http://ukit.thebase.in/

プラン:(2016年4月修正)
giffgaffでは、プリペイドのプランしか用意していません。そして10ポンドをトップアップ(チャージ)しても特に特典などはありません。
代わりに通話料は、1分あたり15ペンスと安く抑えられています。テキストメッセージは1通5ペンスとなっています。またgiffgaff同士では通話やテキストメッセージが無料です。

またデータは1MBあたり5ペンスを設定しています。これだけを見ても、確かに安いのですが、さらなる本当の旨味はgiffgaffが販売しているGoodyBagというパッケージにあります。

例えば、
30日間有効の15ポンドのGoodyBagを買うと、「国内500分の通話、国内テキストメッセージ無制限、データ4ギガでテザリング利用可能。」と言った感じになります。20ポンドでは、国内通話、データ、テキストメッセージが無制限となりますがテザリングは不可能になります。そのためスマートフォンのヘビーユーザーやイギリス国内通話を多用する人には最適なパッケージです。

0800から始まる通話料無料の番号へは携帯電話としては珍しく無料で掛ける事ができます。


giffgaffの利点と注意点:
  • giffgaffのSIMはお店などでは販売していません。そのためWeb経由で送付してもらう必要があります。つまり受け取れる住所が必要であることから、短期の旅行者には手に入れる手段がありません。更にSIMを受け取った後に、アクティベーションを行う必要やトップアップをする際にも住所が必要になるので短期滞在者は注意が必要です。
  • giffgaffのSIMはO2から発行される者と共通のIMSI(携帯加入者ID)を使っているため、O2にSIMロックされた携帯電話ならそのままgiffgaffのSIMをさして使うことができます。
  • giffgaffに参加する際や去る際は全てWeb上で出来ます。つまりオペレータと話をする必要がないため英会話が不得意でもなんとかなるのが良いところです。
  • 日本への国際通話料金は1分あたり固定電話は4ペンスです。(2013年6月末から大幅値下げになりました)
  • 初回トップアップ時に5ポンド分のボーナスが付くSIMの配布は、こちらから申し込み可能です。但しSIMの送付はイギリス国内のみとなりますのでご了承ください。
おすすめ度:
  • 短期滞在者: ★★★☆☆
  • 長期滞在者: ★★★★★
  • 品質信頼度: ★★★★☆
  • 国際電話: ★★★★★
  • 国内電話: ★★★★★
  • スマートフォン: ★★★★★
マイナーなオペレータですが、バックボーンがO2であることから、安くて理想的な選択だと思います。
GoodyBagがお勧めですし、その場合はデータ通信(パケット通信)が手頃なのでスマートフォンに持って来いです。さらにVoIPのアプリなどを使えば国際電話も無料で掛けられるのでそれらの使い方が分る方には大変お勧めです。

データと国際電話向けの 3UK

3UK(スリー)というオペレータがあります。3Gの特性を生かしたサービスを提供しているオペレータでイギリスの中では後発のオペレータです。データ通信と国際電話でお得な料金が設定されています。

ネットワーク:
自前の3Gインフラ設備を使ったサービスを展開しています。基本的には3Gネットワークですが、場所によりOrange UKの2G設備を借りて運用(すべての場所ではありません)されています。当初から3Gの設備で展開してきたため当然3Gによるカバレッジは広くなっています。HSDPAも積極的に使われています。3Gネットワークに於ける共通の課題ですが、3での音声通話の品質は特に低いと感じています。また1つの基地局にてカバーされている地域が大変広いため加入者が一斉に利用する等の混み合った時間帯でのデータ速度に心配が残ります。
3Gの圏外の際にOrangeの2Gの電波を使いますが、その場合データ通信は使えないので注意してください。
値段的にはすごくお勧めなのですが一番の欠点は、カバーエリアが低いことです。特に建物の中や地下鉄の駅などにてデータが使えないというケースも多く、最初に選ぶオペレーターとしてはあまりお勧めできません。

プラン:
トップアップした場合、1ヶ月間有効である150MBのデータ利用がもらえますがその他に特典はもらえません。
  • 通話料は2013年に大幅な値下げが行われました。設置電話と携帯電話宛は1分間3ペンス、テキストメッセージは2ペンスとなっています。
  • また日本への国際通話料金は最安で、設置電話宛では1分間4ペンス、携帯電話宛では10ペンスとなっています。但し相手先の電話番号の頭に3桁の決められた番号をつけて発信した場合のみに上記の料金が適用されます。
  • データ通信は1MB毎に1ペンスが課金されます。
電話をかける機会が少ないスマートフォンのユーザーはそのままでも良いかもしれませんが、3でも定額のパッケージが用意されています。例えば10ポンドで1ヶ月間有効の国内通話100分、テキストメッセージ3000通、データ1GBが利用可能です。データ無制限が必要ならば25ポンドでデータ無制限を含む国内通話500分、テキストメッセージ3000通のパッケージが利用可能です。

データ無制限なら動画やストリーミングを多用するスマートフォンユーザーにとっては、giffgaffもしくはこの3のいずれかのプランを選ぶことになると思います。但しテザリングは禁止されています。テザリングには別のパッケージを購入する必要があります。


おすすめ度:
  • 短期滞在者: ★★★★☆
  • 長期滞在者: ★★★★☆
  • 品質信頼度: ★★☆☆☆
  • 国際電話: ★★★★★
  • 国内電話: ★★★★★
  • スマートフォン: ★★★★★
3は以下のような人に向いていると思います。
  • 多量のデータ通信を使うユーザーにとって毎月25ポンドを払うことにより国内通話も一定額利用できることになります。別途安い国際電話も利用可能であることから、月に一定金額を払うことを厭わない場合、良い選択になります。
  • もしくは1メガあたりのやすさを活かして従量制でデータを使うユーザーにとっては定額パッケージを買わずにそのまま使うことにより、比較的低い値段で抑えることが出来ると思います。http://threestore.three.co.uk/

国際通話向けのLycaMobile

http://www.lycamobile.co.uk
LycaMobileというオペレータは街角のニュースエージェント(新聞スタンド)などで積極的にIMカードを販売して、主に国際電話を掛ける機会の多いエスニック層を中心に加入者を伸ばしている会社です。

ネットワーク:
LycaMobileは老舗であるO2のインフラ設備を使って運用されています。そのため広い範囲をカバーしています。

プラン:(2016年4月)
以前は2つのプランがありましたが、現在はLyca plusというプランのみになっているようです。
料金ですが
プロモーションとして1日1MBのデータが無料になるキャンペーンを期間限定で登録者のみ行なっていますが、現在のところ数ヶ月間ひき続いて行われているようです。そのためか今のところデータ料金を払ったことはありません。登録は電話で行わなければならず、機器のIMEIを登録する必要があります。(別な携帯で使っても構わないようです)
別途1ヶ月有効となる先払いの定額パッケージもありますが、特筆することはありません。


おすすめ度:
  • 短期滞在者: ★★★★☆
  • 長期滞在者: ★★☆☆☆
  • 品質信頼度: ★★★☆☆
  • 国際電話: ★★★★★
  • 国内電話: ★★★★★
  • スマートフォン: ★★☆☆☆
SIMカードの入手が容易、バックボーンがO2であること、SIMを街角で買いやすいことから、オススメをしていましたが現在はあまり旨味があるとは思えません。
http://www.lycamobile.co.uk

料金が安いVectone Mobile

http://www.vectonemobile.co.uk/
Vectoneモバイルというすごくマイナーなオペレータがあります。カスタマーサービスが最低であるという話がありますが、比較的短期の滞在の場合は特に気にすることもないと思うのでここに紹介します。このオペレータは、かなりお得で柔軟性があります。 申し込みの前にかならずご自身で料金などを確認してください。またローミングはあまりあてにしない方が良いと思います。

ネットワーク:(2012年11月)
Vectone mobileはT-Mobile(T-モバイル)とOrange UKのインフラ設備をつかって運用しています。都市とその周辺部は問題ありませんが、地方ではカバーに問題があるかもしれません。VectoneのSIMではT-MobileとOrange UKの2G及び3Gの両方の方式そのまま使うことができます。T-Mobileの3Gカバレッジは定評があります。

プラン:(2012年11月)
基本的にはプリペイドした料金から使った分が引かれていく単純なプランです。
気になる料金ですが、
イギリス国内利用:(2012年11月)
別途UK Bundleと呼ばれるパッケージがあり例えば5ポンドで1ヶ月間有効な100分または100本のテキストメッセージを買うことが出来ます。他のパッケージとしてはInternet Bundleと呼ばれるパッケージがあり、1ポンドで1日125MBまで、2ポンド50ペンスで一週間250MBまで、もしくは5ポンドで1ヶ月1GBまで等の選択肢があります。それぞれの申し込み方法も簡単で、携帯からテキストメッセージを送るだけで即利用可能です。

海外ローミング:(2012年11月)
期間が限定されているかもしれませんが、北米、フランス、オーストリア、インドにローミングした場合、着信が1分1ペンスで利用可能です(日本は1分10pと表示されていますが試したところ、実際には急速に減っていった気がするのであまり信用しない方がいいかもしれません。)。またスマートローミングというサービスがありローミング時の発信コストを大幅に抑えることができます。値段は頻繁に変更になるため詳しくはVectoneのページで確認してください。このスマートローミングも私が日本で試した際には上手く動作しませんでした。
海外での利用はあまり信用しないほうが良いかもしれません。
海外でのデータ利用には向いていません。

各種のレビューを見ると、カスタマーサービスが貧弱であるという意見が目立ちます。ナンバーポータビリティを使ってこのオペレータを使い始めた場合、ここから他のオペレータへ乗り換えする際に、PACコードの取得に手間取るという情報もあります。よって長期使うことを前提とせず、嫌になったら番号(SIM)を捨てる気持ちで利用すれば良いのではないかと思います。料金やプランが頻繁に変更になるのが欠点でので長期滞在者は2台目の携帯番号として良いかもしれません。

おすすめ度:
  • 短期滞在者: ★★★★★
  • 長期滞在者: ★★☆☆☆
  • 品質信頼度: ★★★☆☆
  • 国際電話: ★★★★★
  • 国内電話: ★★★★★
  • スマートフォン: ★★★★☆
国内と日本への国際通話料金の両方が格安である事、スマートローミングによりローミング料金が手頃である事など良いことが多いので音声通話中心のユーザーにオススメのオペレータの一つです。スマホ向けではデータが安いのですがプランがいつ変更になるかが不安なところです。

O2のプリペード

http://www.o2.co.uk/
O2は現在Telefonicaというスペイン系のオペレータ傘下の事業者ですが古くはCellnetと呼ばれVodafoneと並んでアナログ携帯の時代からある老舗のオペレータです。イギリスでは最初にiPhoneを独占販売したオペレータです。

ネットワーク:
さすがに古いだけあってカバー率もVodafoneと並んでUK全体をカバーしています。またGSMでは900MHz帯を使っているのはO2とVodafoneだけです。自社のインフラ設備を使って運用しており、通話品質も良好です。2Gは良いのですがデータ通信目的で3Gを期待した場合、郊外では高速道路などでも2Gしか入らないことが多いため移動中などのデータ速度に対してあまり期待してはいけません。

プラン:(2011年10月現在)
プリペード用には7つのプラン(リンク先は6つのみ記載)が用意されていますが、ここではその内の4つを紹介しましょう。さらにO2では「ボルトオン」と呼ばれるオプションがあります。これはいずれかのプランに入りながら、足りない分を別途定額を払うことにより補って使うことができます。それにより購入したプランをさらにカスタマイズすることがでいます。

Text and Web
このプランは例えば10ポンドをトップアップ(チャージの事)するとその日から1ヶ月間の無料分としてテキストメッセージ300通とデータ500MB分がもらえるプランです。別途20ポンドや30ポンドもありますが、何れもデータは500MBとなります。音声通話を使わずにスマートフォンのパケット通信が主な利用目的の人に向いているプランです。

Text and Call
このプランは例えば10ポンドをトップアップするとその日から1ヶ月間の無料分として国内通話25分とテキストメッセージ25本がもらえるプランです。20ポンドの場合は100分と100本になります。
無料通話分を超えた場合は、設置電話とO2携帯宛てには一日あたり最初の3分は一分あたり25ペンス、それ以降が5ペンス。他社の携帯宛には1分あたり25ペンスです。
Data通信を使わない携帯電話によいプランです。もしくはWebボルトオンと組み合わせるとスマートフォンにもバランスの良いプランになります。

Your Country
10ポンドのトップアップにより50分、20ポンドなら100分の国際通話分が無料でついてくるプランです。トップアップした日から1ヶ月有効です。主に国際電話を中心に使う人が他のボルトオンと組み合わせることにより有効かと思います。

Simplicity
定額パッケージ料金です。トップアップすることにより特典が生まれるわけではなく、パッケージを買うことによりお得な使い方が出来るものです。例えば10.50ポンドで100分の通話プラス300通のテキストメッセージをベースに更に3ポンド追加で500MBのデータ込にするなどのカスタマイズができます。

ボルトオンについて:
O2では1ヶ月有効なボルトオンという物があります。例えば既存のプランに追加して100MBのデータが欲しければ3ポンドで100MBのボルトオンを追加することができます。これはVodafoneのプランに対して優位だと思います。

無期限のボルトオンですが、FREEINTCALLERという有料の申し込みをしておくと日本の設置電話宛てには毎分20ペンス、携帯宛には毎分50ペンスで通話が出来るようになります。この申込をしていない場合は毎分1ポンドの課金になります。

O2のデータ利用での注意点:
  • やはりデータには注意が必要です。O2ではプランに含まれないデータについては1日あたり1ポンドで50MBまで利用可能です。但しこれを超えた場合はVodafoneと同じく懲罰的な料金を課せられます。(1MBあたり3ポンド)
  • またデータプランに入っていない場合は、スマートフォンがバックグラウンドで行うデータであっても一日あたり1ポンドが課金されるので知らない間に毎月31ポンドを使っていたなどということにならぬように気をつけましょう。
おすすめ度:
  • 短期滞在者: ★★☆☆☆
  • 長期滞在者: ★★★☆☆
  • 品質信頼度: ★★★★☆
  • スマートフォンや国際電話などはそれぞれのプランによるためご自身での判断をお願いします。

O2はVodafoneと並んでファーストブランドで、プランに柔軟性があることとVodafoneに比べるとDataが安く使えることが利点だと思います。ただし国際電話を掛ける機会が多い人にはあまり向かないかもしれません。

全体的にバランスの良いLebara Mobile


Lebara Mobileも街角のニュースエージェントでLycaMobileと同じく、主に国際電話を掛ける機会の多いエスニック層を中心に加入者を伸ばしている会社です。

ネットワーク:
Lebara MobileはVodafoneのインフラ設備を使って運用されています。よってカバーエリアと信号強度ともに満足する人が多いと思います。LycaMobileと異なりデータ通信に向いている3Gが使えます。

プラン:(2016年3月)
単純なプリペイドプランです。トップアップするとLebara携帯同士の通話が無料になる特典があります。
料金ですが
  • 国内通話は、設置電話宛てには毎分9ペンス、携帯電話へは15ペンス、テキストメッセージは19ペンスとなっています。
  • 日本宛の国際電話料金は、設置電話宛てには毎分3ペンス、携帯電話へは5ペンスとなっています。
  • データ通信は、1MB毎に19ペンスで利用可能です。

おすすめ度:
  • 短期滞在者: ★★★★☆
  • 長期滞在者: ★☆☆☆☆
  • 品質信頼度: ★★★★☆
  • 国際電話: ★★★★★
  • 国内電話: ★★☆☆☆
  • スマートフォン: ★☆☆☆☆
3Gデータが利用可能であり、毎日10MBが無料なのでスマートフォンのライトユーザーにお勧めです。。

SIMカードの入手が容易、バックボーンがVodafoneであり、データも使えるますがガラケーで日本への国際電話を含む音声通話を使う人には良い選択だと思います。

Vodafone UKのプリペード

http://www.vodafone.co.uk
日本へも一時期参入していたボーダフォンの本家です。
料金等はできるだけ確認をしていますがルールがしばしば変更になる場合があるので申し込む際には事前のチェックをお願いします。

ネットワーク:
イギリスの携帯電話事業者としては老舗でGSMを含めたカバレッジはイギリスのオペレータの中で一番だと思います。よって電波が入りにくい場所が少ないと思います。
通話品質も良いため、会社支給の携帯電話はVodafoneを使っている場合が多く見受けられます。
中心部はほぼ3Gでカバーされそれを補うように2Gが全体を覆っています。自社のインフラ設備を用いて運営されています。

プラン:(2011年10月現在)
5つのプランが用意されています。ここではその中から3つのプランを簡単に紹介してみます。

Text and Web
このプランは10ポンドをチャージすると、その日から1ヶ月間500MBまでのデータ(パケット)通信と300通までの国内向けテキストメッセージ(SMS)が無料になります。残った分の繰越はできません。実際はチャージした10ポンドは通話などに使いWebやSMSを楽しむ事になります。当プランでの国内通話料は1分あたり25ペンスになります。日本への通話料金ですが、事前に Vodafone Internationalへ無料登録をする事により設置電話宛てには毎分5ペンス、携帯電話宛てには毎分25pの格安通話を利用することができます。
Vodafoneでスマートフォンを使いたい人に向いているプランです。

International Freebee
このプランは、10ポンドをチャージすると、その日から1ヶ月間60分の(日本を含む)特定地域宛の国際電話が無料になるプランです。当プランでの国内通話料は1分あたり25ペンスになります。また事前に Vodafone Internationalに無料登録をする事により日本の設置電話宛てには毎分5ペンス、日本の携帯電話宛てには毎分25pの格安通話を利用することができます。チャージした分はデータ通信や国内の通話料金に使うことになります。データ通信が含まれないためスマートフォンを使う人にはあまり向いていません。(後述)
国際電話を掛ける機会が多い人に向いているプランです。

Freedom Freebee
このプランは上記のプランとは異なりチャージと同時に一定金額のパッケージを購入する事で一定量の通話やテキストメッセージ、データ通信を使うことができるプランです。例えは10ポンドのパッケージでは国内通話100分、テキストメッセージ300通、データを50MBが利用可能、20ポンドなら国内通話300分、テキストメッセージ3000通、データを500MBが利用できます。何れも国際通話分は含まれていません

このプラン特有の注意点としては、仮に10ポンドのパッケージを購入したとして、無料データ分の50MBを早々に使いきってしまった場合、追加のパッケージを購入しても最初に購入してから1ヶ月が経たない限り追加分は有効になりません。その間は通常のデータ料金を払って使わなければなりません。通話やテキストメッセージを使い切った場合においても同様です。そのためある程度の余裕を持ったパッケージを予め購入しておく必要があります。


ボーダフォンのデータについての注意点:

  • データ通信が含まれていないプランの場合や無料データを使い切った場合は「1ポンドで25MBまで」これを1日に5回(つまり25MBを1ポンド刻みで5ポンド分、一日最大125MB)まで使うことができます。更にこれを超えた場合は懲罰的なデータ料金(1MBで2ポンド等)を取られるので注意が必要です。
  • データ通信で「1日1ポンドで25MBまでデータの利用が可能」という表現は、別な言い方をすれば、データ通信が含まれていないプランの場合、少しでもデータを使うと毎日1ポンドずつ自動的にチャージされると言う事です。スマートフォンなどは裏で同期のための通信を行っているためスイッチを入れているだけで、一ヶ月に31ポンドが垂れ流されるという事になります。注意してください。


留守番電話機能について:

  • ボーダフォンのプリペイドでは留守番電話が利用可能です。もしも電話に出ることができない場合、自動的に留守番電話センターに転送されます。この自動転送は解除することが出来ません。誰かがメッセージを残した場合、テキストメッセージが送られてきます。そしてその録音を聴くためには留守番電話センターに電話を掛けなければならないのですが、これは無料通話分に含まれない事になっており、毎回通話料を払わなければなりません。
  • プリペイドで転送電話機能を使いたい場合、ボーダフォンでは利用不可能と考えておいてください。
おすすめ度:
  • 短期滞在者: ★★☆☆☆
  • 長期滞在者: ★★★★☆
  • 品質信頼度: ★★★★★
  • スマートフォンや国際電話などはそれぞれのプランによるためご自身での判断をお願いします。
ボーダフォンはイギリスに於いてはファーストブランドであり、SIMカードも手に入れやすいですが、通話料などにおいて特に魅力的なプランはありません。ヘビーユーザーにはあまりおすすめは出来ませんが短期旅行者がとりあえず利用する分には良いかもしれません。

はじめに

日本から留学や出張または駐在などの理由でイギリスに滞在する人の日常に欠かせないのが携帯電話です。最近は日本で販売され加入している携帯電話も海外でそのまま利用できるようになりましたが、海外使用時には高額な通話料やパケット料金が発生し、さらに着信時にも料金が発生するため日常の携帯端末としてはとても高額になってしまい、時に個人で払いきれるレベルを超えてしまうこともあります。
幸いにしてイギリスではプリペイドのSIMカードがスーパー等さまざまな場所で販売されています。
更に仮想移動体サービス事業者(MVNO)多く、それらを含めるとおおよそ20社程があります。各事業者(以下オペレータとよびます)がそれぞれ競いあって独自のサービスを競い合っています。結果として市場の携帯利用者の半数がプリペイドを使っていると言われています。
イギリスのオペレータを選ぶにあたり日本人としてはスマートフォンの利用可否や日本への国際通話料金等も気になるところです。

このサイトでは、各オペレータのSIMカードの料金や特徴を記すことにより、目的にあったオペレータのSIMカードを選ぶための参考になればと作成しました。

各ページの評価は私の主観ですが、オペレータ本家のページからは読み取りにくい事が書かれている場合もありますので参考にしてください。

但し読む上の前提として以下の事は知っておいてください

SIMロック:
使用する携帯電話はSIMロックされていない事が前提となります。例えば日本でソフトバンクなどから販売されているiPhoneはSIMロックされているためSIMを入れ替えても認識されません。最近はドコモなどからSIMをアンロックしてくれる機種もあります。日本で使っていた携帯電話を持ってくる際には必ずSIMロックが外れていることを確認してください。時にSIMアンロックやSIMフリー等と呼ばれている場合もあります。

通信方式:
イギリスを含むヨーロッパでは主にLTEや4Gと呼ばれている方式、W-CDMAやUMTSと呼ばれる方式とGSM/GPRS方式の携帯電話が使われています。通信方式が異なると電波をつかむことが出来ず全く使用出来ないので注意してください。

もしもイギリス国内で携帯電話を買う場合は目的のオペレータで利用出来ることを確認してから購入してださい。
音声とテキストのみの携帯電話であればSIMロックされていないものが15ポンド(2,000円)から見つけることができます。

最新情報と免責事項:
通話料金やプランなどは頻繁に変更されています。このページに書かれている内容と異なっている場合もありますので申し込み等の際には今一度、オペレータのページを参照の上、ご自身で判断をしてください。このページの誤記等による損失の補填等については一切受けることが出来ません。

では、目的に合ったオペレータを見つけてみてください。